平和提言は売名か?

 戦争法案(安保法案)を審議中、学会員も国会議事堂へ参り三色旗を掲げ公然と反対する中、安倍総理は、戦争法案の審議のなかで、「積極的平和主義」という言葉を多用し、国民に訴えてきたが、その言葉の生みの親である〝平和学の父〟と称されるガルトゥング博士から、「意味がまったく違う」と指摘が入った。

 同博士は、

安倍首相の『積極的平和』と、私が58年に提唱した「積極的平和」は、意味がまったく違います。安保法制は、日本に平和をもたらすどころか、日本の敵対国を増やすことになるでしょう。多くの日本国民が願った方向とは逆に行ってしまっている。


と、戦争法案(安保法案)に警告を鳴らしている。

 また、このガルトゥング博士の名は、 池田名誉会長と『対談 平和への選択』を1995年に出版しているから、学会員であれば、聞き覚えがある方も多い。

『週刊スパ』2015.9.15号



博士の平和への功績

「ガルトゥング博士も実際に、数々の武力紛争を解決に導き、争っていた国々を友好国に転換させました」  
 有名なのが、ぺルーとエクアドルの国境紛争だ。両国は41年から国境線をめぐって武力衝突をたびたび起こしてた。博士はその仲介に入り、ひとつの解決案を95年に提唱した。係争地を国際管理の自然保護区とし、軍隊を撤退させ、外側に経済特区をつくるというもの。紛争地の非武装化、環境保護、経済活性化の「一石三島」を狙ったのだ。当時は「珍奇すぎて30年かかる」と言われた。
 「しかし双方に現実的メリットがあることに気づいた両国は、3年でこの案を実現。武力紛争のタネだった係争地が平和構築の拠点になったのです。それ以降、双方で今や〝兄弟国〟と認識するに至りました。博士は、紛争解決にあたって『中立な第三者の仲介』が必要だと説いています。まさにそれが『積極的平和主義』なのです」
(2015年9月15日号 週刊スパ)

と、博士は数々の紛争国へ入り、解決へ導く実績を持つ。


平和提言は単なる売名か?
そうでなければ、核兵器を所有する政府に訴えかけるべき
 池田名誉会長ほど平和提言を山程してきた人は珍しい。  
 ご承知の通り、池田創価学会は著名人との対談集、世界各地で平和展などを行ってきた。しかし、「平和」を掲げる一方で創価=公明党は、イラク戦争支持、戦争法案(安保法案)、武器輸出へ加担する。こんな、団体が世界のどこにあるだろうか。

 池田創価学会が掲げる「平和」は本物とは思われない。一連の平和に反する態度を取る組織に対し、学会員は怒りを覚え、何年経ってもそれは収まらず、組織離れを生んでいる。


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