池田創価学会 信仰観の変遷

  創価学会の信仰観は三代池田会長の時代から、日蓮正宗の教義ではないものを時々に指導してきました。
 その変遷と現在の信仰観を整理しておきましょう。







1.戒壇の大御本尊が信仰の根本
「日蓮正宗創価学会の根本中の根本は、一閻浮提総与の本門戒壇の大御本尊であることはいうまでもない。しかもその大御本尊は、日蓮正宗に厳然とおわします。そして宗祖日蓮大聖人より第二祖日興上人、第三祖日目上人と代々の御法主上人猊下が法水瀉瓶・血脈相承され、現在は、第六十七世日顕上人猊下に、いっさい受け継がれているである。ゆえに私どもは、日顕上人猊下の御指南を拝しつつ、正宗の伝統と法義をふまえながら、勇んでそれぞれの国で、それぞれの地域で、信心向上のための教学を研鑽し、おおいに広宣流布に邁進していただきたい」広布と人生を語る 1

「私どもが拝んでいる大御本尊様は、 一閻浮提総与の大御本尊様でございます。全世界の人々が、絶対の幸福をつかむためにも、仏になるためにも、大御本尊様を拝む以外に道はないわけです。」昭和35年9月27日 第五回本部幹部会 東京体育館

→古い学会員は長年、この信仰をしてきており、多大な功徳を頂戴してきたが故に、学会本部は破門当時、即座にこの信仰を捨てることができず、平成26年まで学会の根本とする信仰対象は戒壇の大御本尊としてきた。


2.久遠元初の法が根本
平成5年5月3日
 「その折り、私(識者)は、『究極に求められるものは何でしょうか』と(池田に)質問しました。おそらく『板曼荼羅の御本尊』と答えられると思っておりましたが、しかし、名誉会長は『久遠元初の法です』と答えられたのです。(中略)このことから、名誉会長が、永遠の根源を求めておられ、板曼荼羅に偏狭(へんきょう)にこだわっておられないことに、非常に感動し、創価学会の普遍性と、発展の因を見た想いでした」



3.池田大作氏自身が信仰の根本
名誉会長自身が仏であることを自他ともに証言した文証


「私から幹部の任命を受けることは、記別(きべつ=仏が弟子達の未来の成仏を約束すること)を受けることです。これなくしては法華経を持つといえども無益である」(『前進』昭和42年2月号)

「私は何も言わなくてもみな見えているよ。とても敏感なんだ。……私は言ってあげて、罪業を切ってあげているのだ」(『前進』昭和41年1月号)

 

「皆さん方に題目を送ります。皆さん方もしっかり題目をあげてほしい。送信機がいくら立派でも、受信機が壊れていてはだめだ」(『前進』昭和44年10月号)

 

「私には全部わかっている。又、本部から、いつも会えないから、電波を発信しているのだけれども、いくら発信しても受信機が壊れていては何もならない」(『前進』昭和45年5月号)

 

「私を離れて、いくら戦ってもダメだ。私と境智冥合していなければ、異体同心とはいえない」(『前進』昭和40年6月号)

 

 昭和52年に起きた有名な話だが、池田大作が千葉の清澄寺(大聖人が幼少の頃に修学された寺)を訪れた際、そこに生える千年杉に向かい、木肌を撫(な)でながら、「久しぶりだね。700年ぶりだねぇ」と呟(つぶや)いてみせた件(※実は、この千年杉の樹齢はまだ約250年だった)や、あるいは、小松原法難に縁の深い華房の地へ行った際には、傷洗いの井戸を見ながら、「あの時(小松原法難の時)は、たしか14人だったかな」と発言した件など、ともかく池田が自分を日蓮大聖人の再誕に見せようとした言動は、数多く目撃されていて枚挙に暇(いとま)がない。(S52『慧妙』H13.11.1)







4.現在の信仰観


 現在の創価学会の信仰観は、池田大作氏との師弟不二を絶対条件として、本尊に祈ること。そして、その祈りは、宇宙の根源法に通じ「境智冥合」仏界を涌現できるという珍妙な教えに変化している。
【詳しくは


なぜ
正しい解釈と我見解釈を前後して指導してきたのか?




【結論】
池田名誉会長、原田会長ともに決定的な本尊観を出していないのが現状。
 池田名誉会長が指導してきた“戒壇の大御本尊への信仰”は、いつしか、“宇宙の根源法”なるものにすり替えられてきました。かつて、戸田会長が“宇宙のリズム”を口にしましたが、池田氏はこの単語を気に入ってか後々まで指導で使うようになりました。しかし、後年になって、自分の言葉として広めたいと思ったのでしょうか。それが、「宇宙を貫く根源法」あるいは「久遠元初の法」と考えられます。こういったことは、そもそも大聖人の仏法の本尊観とは別物であることはいうまでもありません。
 また、学会員においては、「池田先生を崇拝・信仰しているわけではない」というが、大聖人の御指南をないがしろにし、「池田先生のために」などと思っているいる以上、あなたは池田信仰に陥っているのです。



【参考資料】
 日蓮大聖人は本抄の冒頭、成仏の道は「境智の二法」にあると述べられます。
 「境」とは、観察される対象をいい、「智」とは、その対象の本質を照らし出す智慧をいいます。例えば、大海の深さや大きさを知るには、それを正しく見る眼や知識が必要です。これを仏法の視座に寄せていえば、仏の大いなる智慧(智)によってこそ、宇宙のあらゆる存在の本質(境)を知り、妙法の当体である真実の自分自身(境)を照らし出すことができるのです。
 大いなる智慧の光で、真実の大いなる自身を照らし出す――それは、大宇宙とわが生命を賁く、永遠普遍の「法」に目覚めることであり、これを「境智冥合」といいます。(2020.2.8付 聖教)





ちなみに、学会員がいう
自力の仏界涌現は不可能!!

学会がいう仏界涌現

  学会員は、「此の御本尊も只信心の二字にをさまれり」と御書の一節を採り出し、あたかも学会員の祈りのみで自身の仏界が涌現するというイメージをしているようです。
 このようなイメージを浸透させる学会本部の狙いは、大御本尊への恋慕を断ち切り、正宗へ帰伏させないことが目的であるのと同時に、学会そのものが教学をないがしろとしてきたことに由来するものでしょう。



【破折】
日寛上人は観心の修行について
「凡(およ)そ当家の観心は是れ自力の観心に非ず。方(まさ)に本尊の徳用に由(よ)って即ち観心の義を成ず。
と御指南されています。
 自行により仏界が涌現するという学会員の意識は、御本尊、仏の慈悲を無視した増上慢なのです。

 さらに日寛上人は、御本尊の「仏力・法力」と凡夫の「信力・行力」の四力の関係を、蓮華の譬えを用い、あくまで御本尊の「仏力・法力」が根本であることを御教示されています。
 
「華は信力の如し。蓮は行力の如し。水は法力の如し。日は仏力の如し。当に知るべし、蓮華は水に依って生じ、我等が信力・行力は必ず法力に依って生ずるなり。(中略) 蓮華の若し日光を得れば則ち必ず能く栄え敷くが如く、我等仏力を蒙れば則ち信行成就して、速やかに菩提を得るなり。故に末法今時の幼児は唯仏力・法力に依って能く観心を成ず。何ぞ自力思惟の観察を借らんや」
(観心本尊抄文段・御書文段)




「根源の法」「宇宙の仏界」は有名無実

 前述したように、学会員の中には、宇宙の仏界に向かって題目を唱えている者のおり、大方、宇宙の法則に自身が合致するようなイメージをもっているようですが、これらは、昨今の新興宗教の教祖がいうようなデタラメです。
 日寛上人は、四力について以下のように御教示されているのです。

 所謂「信力」とは一向に唯此の本尊を信じ、此の本尊の外には全く仏に成る道無しと強盛に信ずるを即ち「信力」と名づくるなり。天台の所謂「但法性を信じて、其の諸を信ぜず」とは是れなり。  
 「行力」と言うは、日出でぬれば灯詮無し、雨降るに露は詮無しひ今末法に入りぬれば余経も法華経も詮無し。故に余事を雑えず、但南無妙法蓮華経と唱うるは即ち是れ「行力」なり。  
 「法力」と言うは既に迹中化他の三世の諸仏の因果の功徳を以て、本地自行の妙法五字に具足す。故に此の本尊の力用、化功広大・利潤弘深なるは即ち是れ「法力」なり。
 「仏力」と言うは、久遠元初の自受用我が身の当体、自行化他の因果の功徳具足円満の妙法五字を「我本立誓願」の大悲力を以ての故に一幅の本尊に図顕し、末法の幼稚に授与する時、我等此の本尊を受持すれば自然に彼の自行化他の因果の功徳を譲り与え、皆咸(ことごと)く我等が功徳と成し、「如我等無異」の悟りを開かしめたもうは、偏に是れ「仏力」なり。若し仏力・法力に依らずんば何ぞ能く我等が観心を成ぜんや。 (観心本尊抄文段・御書文段)
 特に学会員がいうような「法」とはまったく違うことがわかります。また、仏力・法力がなければ、仏界は現れないのは明白です。


日寛上人の御本尊を拝む学会員は、
 日寛上人の御教示を否定しますか?






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